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結露や湿気はカビやダニの発生原因となるので、十分な防止対策が必要です。
結露は発生する場所によって「表面結露」と「内部結露」の2種類があります。
表面結露は、窓や壁、天井の表面で発生する結露です。
水蒸気を含んだ暖かい空気が、温度の低い建材に触れることで起こります。
サッシの結露が代表例ですが、断熱の不十分な家では、特に温度の下がりやすいコーナー部や家具の裏側、人のいない部屋などの壁の表面でも発生します。
表面結露はカビやダニの発生原因ともなります。
カビが好む温度は25~35℃、湿度は75%以上です。
これまでカビは梅雨を中心とした高温多湿な時期に発生するとされてきましたが、現在の住まいは、年間を通してカビが発生する条件が整っています。
内部結露は室内の暖かい空気が、壁(断熱材)の内部に侵入し、水蒸気を含むことができる限界の温度(約12℃差)を下回った場所で発生します。
この状態が長引くと、柱や土台を腐らせたり、建物に必要な強度が失われてしまう原因になります。
住宅の品質確保促進法(消費者保護の観点から、住宅の品質や性能を確保するために、2000年から施工された法律)では、おもな構造体の瑕疵(欠陥)について、10年以内であれば施工者の責任で補修する義務が定められています。
これには、結露を原因とする瑕疵も含まれます。
断熱性を高めると内外の温度差が少なくなり、結露を抑えることができますが、換気によって湿気を排出することも重要な結露対策です。
新築では、建築基準法によって24時間(常時)換気システムが義務付けられています。
2003年に導入される以前の建物では、ほぼ設けられていません。
炊事や入浴、ストーブや人の体からも水蒸気は出てきます。
これに対して、現在の住まいは気密性が高まり、室内で発生した水蒸気が、屋外へ逃げにくくなっています。
自由に建物の中を移動する水蒸気は、温度の低いところを見つけて結露をおこしますので、結露を発生しやすい場所では、換気扇などで空気の流れをつくることも有効です。
調湿効果がある内装材「調湿建材」が、各メーカーから多種類出ています。
たとえば、漆喰や珪藻土を塗って壁や天井を仕上げることで、室内の調湿効果が得られます。
また、タイルや化粧ボードなど商品化されている建材もあります。