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加齢と共に、つま先が上がりにくくなり、5㎜を超える段差になると、転倒の危険が増すといわれています。
ただし、玄関のポーチや玄関の上がり框(上がり口の段差部に水平に渡した横木)、バルコニーの段差、浴槽のまたぎ等は段差を無くすことができないため、少しでも生活を行う上で支障がないような措置をとることが必要になります。
床の高低差を設けない措置とは、設計で3㎜以内、施工で5㎜以内の高低差範囲を高低差なしとして扱います。
床の見切り材や建具の敷居などは、この範囲で対応します。
玄関の靴摺り(ドア下部の部材)と玄関側のポーチと床との段差は20㎜以内、内側の玄関土間との段差は5㎜以内が望ましいとされています。
段差をゼロにする事もできますが、そうすると雨水が玄関内に入り込みやすくなってしまうため、ドアの前にグレーチング(側溝の格子蓋)などといった雨水処理が必要になります。
玄関内側の土間と上がり框との高低差は180㎜以内が望ましいです。
この程度の段差は健常な高齢者であれば、上がり框の横の壁に手すり(縦と横の2種類があります)が設置されていると、昇降は比較的容易な高さです。
古い住宅では、高低差が180㎜以上のところも多く、その場合は式台(板敷き)を設けて段差を分割してあげる必要があります。
在来工法では、下枠が3㎜以下の3枚引戸などを採用し、浴槽縁の高さは床から400㎜程度にすると、またぎながら、あるいは腰掛けながら浴槽へ出入りしやすい高さになります。
ユニットバスでは、出入り口の段差がないバリアフリータイプのユニットバスを選びましょう。
段差部に手すりを設け、180㎜以下の単純段差、もしくは180㎜以内の「またぎ込み段差」が望ましいです。
バルコニー側が下がっている場合は、デッキ材などで床の嵩(かさ)上げを行い、室内側の床の高さを揃えてあげるとよいです。
「またぎ込み段差」の場合は、玄関の上がり框と同様に、室内側に式台を設けて、段差を分割してあげるという方法もできます。