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建具の幅員は、その室内で行われる生活動作によって異なります。
また、高齢者や障害者が住宅内で杖歩行や介助歩行をする場合、車いすやリフトなどの福祉用具を使用しての移動には、通常の幅員では使いにくいことが多いです。
建具の下のわずかな敷居段差であっても、移動の妨げとなります。
引戸は、高齢者や障害者には開閉動作がしやすいことから多く使用されています。
一方、開き戸は、開閉時に身体があおられてバランスを崩してしまったり、戸が急に開かれると、通行している人と衝突するため、使用場所や開き勝手に注意が必要です。
最近では、高齢者や障害者の利用に配慮された特殊な構造をもつ建具も開発されています。
建具の把手側に300㎜以上の袖壁を設けると、開き戸を開閉する際に身体をよけるスペースができます。また、車いすの場合は、450㎜以上の袖壁を設けると開閉しやすくなります。
把手のノブ(握り球)をレバーハンドル型に交換すると、開閉操作は、ノブを握る→ノブを回す→ドアを押し引きするの3動作から、レバーを下げる→戸を押し引きするの2動作にすることができます。
開きドアにドアクローザーを用いると、ドアがゆっくり閉まるようにできますが、ドアクローザーを付けることによって、付けていない時と比べると、ドアを押し引きするのに多少、力が必要になります。
廊下に面した建具の幅を考えたとき、廊下の幅員の基準寸法が910㎜(3尺)の場合、内法寸法は最大で780㎜となります。この幅員の廊下では、介助用車いすが直角に曲がって建具を通行しようとする際、建具の有効幅員は750㎜以上が必要になります。
古い住宅では、建具部分の幅員が狭いことが多いため、高齢者や障害者の生活動作および使用する福祉用具に支障がでることがあります。
もっとも簡易な解決方法は、部屋の用途に支障がなければ、建具を取り外してしまうことです。建具を取り外す場合は、丁番(蝶番)なども一緒に取り外してしまいましょう。