北九州市(若松区・小倉北区・小倉南区・八幡西区・八幡東区・戸畑区・門司区)
北九州市近郊もご相談を承ります。
経験豊富な住宅リフォーム提案士が問題を解決いたします!
北九州市の住宅リフォーム会社なら
匠エージェント
北九州市小倉北区下到津3丁目3-18(本社事務所)
北九州市小倉北区中井1丁目31-5(小倉店)
道路から玄関までの間にスロープを用意すると、車いすでの移動が楽になります。その際に注意したいのが、スロープの勾配です。
短い距離でスロープを取り付けようとすれば勾配が急になってしまうため、スロープを設けるにはある程度のスペースが必要になります。
一般的に、勾配はできる限り緩い方がよく、1/12~1/15程度が望ましいとされていて、車いす利用者が苦にならない理想的な勾配は1/20といわれています。
道路から敷地内に入る際、道路側に設けられたL字溝の立上がり部分に段差があり、つまずきの原因や、車いすでの通行の妨げとなります。この段差には、スロープ化したコンクリートやゴム製のブロックなどを仮置きして通行しやすくします。
または、屋外アプローチを全面的に整備する場合は、所定の手続き(L字溝の切り下げのための申請)を行い、立上がりが低いL字溝に変更することもできます。
道路から玄関ポーチまでのアプローチに高低差がある場合は、スロープの設置か緩やかな階段のどちらを採用するかは、敷地の状況を見て慎重に判断する必要があります。
敷地に余裕があるときは、階段とスロープを併設するとよいでしょう。
道路幅は900㎜以上を確保します。
とくに、自走用車いすの場合は、荷物の載せ方などで操作が不安定になりやすいことから、ゆとりをもって1000㎜程度を確保するのが望ましいです。
また、勾配を緩やかにしたために、スロープの設置距離が長くなり、折り返しが必要な場合は、折り返し部分に1.5m×1.5m程度の踊り場を設けます。
玄関周辺のスペースに余裕がない場合は、寝室の掃き出し窓から車いすで出入りできないかを検討します。その際、車いすの車輪に土が付着すると室内の床面が汚れてしまうため、スロープと道路面を結ぶ通路部分の整備も必要になります。
アプローチに階段を設ける場合は、蹴上げ寸法110㎜~160㎜程度、踏面寸法300㎜~330㎜程度が望ましいです。
屋外では、雨に濡れると路面が滑りやすくなるため、たとえ2~3段の階段であっても手すりの設置を検討しましょう。
手すりは通常、下りの時の利き手側で使用する場合を想定して取り付けますが、余裕があれば両側に設置しましょう。