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玄関は、車いすを使用するかどうかで必要となるスペースが異なるため、将来の車いす使用も検討した上で計画します。
開き戸は、引戸に比べて開閉に伴う動作が多く、高齢者はバランスを崩しやすくなります。
また、車いす使用では開閉の際に車いすの向きを変えるため、狭いポーチでは動作が行いづらくなります。
そのため、玄関扉は身体の動作移動が少ない引戸の方が、高齢者や車いすともに適しています。
玄関戸の有効幅員は、通常は700㎜~750㎜程度ですが、バリアフリー使用の製品には800㎜~850㎜程度確保したものがあります。
さらに、有効幅員を1,200㎜以上確保ができる子扉付きや3枚引戸のタイプもあります。
把手の形状は、レバーハンドル型や、押し引きだけで開閉が可能なプッシュ・プル式(上写真)が適しています。
自立走行や伝え歩きの場合は、特別にスペースを広げる必要はありませんが、杖歩行や介助歩行の場合は、杖をつくスペース、介助者のスペースを確保する必要があります。
また、靴を脱ぎ履きするためのベンチや式台を設ける場合は、玄関土間部分の開口は有効寸法で1,650㎜程度は必要です。
実際に動作を行ってもらい、必要なスペースを決定するとよいでしょう。
車いすを使用する場合は、車いすの有効幅員や車いすの乗り換えスペースだけでなく、玄関戸の開閉操作、上がり框部分の昇降動作など、連続的な動作の流れを考慮して、必要な幅員と奥行きを検討する必要があります。
実際に使用される標準的形状の車いすでは全長1,100㎜程度が多いので、これに対して100㎜程度の余裕をみて、玄関土間の奥行きは有効1,200㎜以上確保します。
車いすへの乗り換えや介助者のスペースを考慮すると、玄関土間の開口は、車いすの全幅に1,000㎜程度加えた幅が必要になりますので、最低でも有効寸法1,650㎜程度、できれば2,100㎜程度あると動作がしやすくなります。
玄関ホールの奥行きは、車いすの回転スペースを考慮して、最低でも1,500㎜は確保するのが望ましいです。